2015-05-27 第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
戦前から、食料が足りないとき、まさに食糧管理制度で乗り切ってきたわけですね、いろいろな犠牲を出しながら。そういう中で、農協というのは、まさに供出と配給のための機関として、きれいに言えば、農政とタイアップしながら、事実上は農政の下請をしながらそれを支えてきた。だから、過剰になって食管制度もなくなった、したがって農協も要らない、多分、こういう図式が頭の中にあるんだろうと思うんですね。
戦前から、食料が足りないとき、まさに食糧管理制度で乗り切ってきたわけですね、いろいろな犠牲を出しながら。そういう中で、農協というのは、まさに供出と配給のための機関として、きれいに言えば、農政とタイアップしながら、事実上は農政の下請をしながらそれを支えてきた。だから、過剰になって食管制度もなくなった、したがって農協も要らない、多分、こういう図式が頭の中にあるんだろうと思うんですね。
我が国でも、国際協定に基づき、食糧管理制度など価格支持政策を中心とした戦後農政の大転換が迫られ、価格は市場で、所得は政策でを合い言葉に本格的な農政転換へと動き出しておりました。とりわけ、平成十九年には、品目横断的経営所得安定対策が導入され、直接支払への転換が進められた時期でもあります。
かつては、日本の農林水産大臣が海外を訪ねたときは、日本は主食である米については食糧管理制度を持っています、それから食糧法、改正しましたが、食糧法できちっとこの需給の安定を図っていますというふうにおっしゃっていたと思うんですね。それは、それはしっかりやっておられるな、こういうことだったかというふうに思います。
国が全量を管理していた食糧管理制度はWTO協定の発効に伴いなくなり、大量のミニマムアクセス米が輸入されました。また、米を扱う流通業者も許可制から登録制、さらに届出制へと緩和されました。相次ぐ規制緩和が続く中で二〇〇八年に汚染米の事件が発覚したわけです。この事件で国民が求めたのは政府米の厳格な安全管理です。
そして、GHQによる農地改革、さらには規模拡大、あるいは開拓、開田による規模拡大、そして、できるだけ国民一人一人に食料を行き渡らせるための食糧管理制度、また、農家の所得を少しでも上げる、そして、消費者に少しでも安く買っていただく、そのために、生産者米価あるいは消費者米価、こういったものを、できるだけ高く買って安く売る、そういう政策を続けてまいりました。
○太田国務大臣 私は、前に食糧管理制度があった時代のさまざまな名残とかそういうものがあると思っておりますので、不条理なことがまだ残っている理由というのは、そういう統制時代の名残や、消費者よりも生産者を一方的に重視するという姿勢がなかったとは言えないということは、わかり次第是正していかなければいけないというふうに思っているわけです。
○菅野委員 梶井先生、食糧管理制度があった時代と、米がすべて市場競争にゆだねられていくという流れの中で、ずっと下落傾向が続いてきている。これにどう歯どめをかけていくのかというのが政府の大きな役割だという認識に私は立っているんですけれども、一方では、私も常に言っているんですけれども、市場経済の中で、自由化の中で、米さえも安売り競争に駆り立てられているという実情が存在するんだというふうに思います。
○菅野委員 この部分は、食糧管理制度というものから今の制度に移ったときにも大議論になった点だと私は思っております。そして、ついに主食たる米も、すべて政府の手を離れて市場原理にゆだねていくという状況まで来てしまったのかなというふうに思っているところでございます。主食たる米を、やはり国としてのかかわりを残していくことが、私は現段階であっても必要なことだというふうに思っております。
○菅野委員 食糧管理制度の撤廃から規制緩和という方向にずっと動いてきて、そして市場原理に米も任せていくというような状況がつくられてきて、これからも小泉構造改革の中においては、大臣がしょっちゅうおっしゃっているように、農政においても例外ではないという状況が今あるわけです。
米で申し上げますというと、昔は食糧管理制度がありまして価格が保証されておりました。安定しておりました。したがって、共済は災害減収補償があれば経営は安定するという状況にありました。他作物もほぼ似たような状況にありました。しかし、今は状況がすっかり変わってきました。それは自由化が進んだこと、市場原理が徹底され出してきたこと、そしてそのために価格は不安定な状況になってきたということであります。
この条文の読み方というか解釈の仕方はいろいろ議論があったことだと聞いておりますが、食糧管理制度が新食糧法のもとで従来の政府による米の強制買い入れというやり方から、生産調整の実施者の申し込みに応じて政府が米の買い入れを行う仕組みに改められましたので、その旧食糧管理法の論理をそのまま持ち込むわけにはいかないと思いますが、国内において米の生産を維持するために政府買い入れ価格は、新食糧法のもとでも法文に書かれているように
さらに、その後の金融自由化あるいは食糧管理制度の改革、こういうような世の中の変化に対応いたしまして、合併についてはなおこれを加速するということを今進めております。 したがって、現在での目標は、平成十二年に、二〇〇〇年でございますが、大体五百五十程度の農協に統合していくというのが一つの大きな目標になっております。
本日までで食糧管理制度を閉じるということになるわけで、あすからが新食糧法の施行ということでございます。このことは、まさに五十有余年食糧管理制度のもとで日本の米づくりがなされてきたわけでありますが、これからは新食糧法のもとでの米づくりということが始まるわけであります。大変な方向転換であるわけでございますが、米づくりは果たしてどうなるのかと不安な言葉をよく生産者の方々から聞くわけであります。
その検討委員会の意見報告では、御指摘のありましたような食糧管理制度に関しての意見がございました。そしてまた加工原料乳・乳製品、あるいは砂糖関係、でん粉、小麦、農業資機材関係、その他等にわたりましてもそれぞれ規制緩和をすべきであるという意見を承っております。
あるいは、あの新聞を私はちょっと走り読みしたのですが、食管を排除するような作戦、腹づもりをしておりますけれども、これについては、米については食糧管理制度のもとに輸入米は行われる、そういうようなことでございます。
第五五号外一一件) ○時代に即応した新しい食糧管理法の制定に関す る請願(第一二〇号) ○米の輸入自由化反対、国民の主食を守る政策に 関する請願(第一七九号外二件) ○ガット合意に基づく協定の承認反対に関する請 願(第一二〇号外一一件) ○食糧自給率の向上、日本農業の発展、食の安全 確保、食糧管理法の改善・充実に関する請願( 第二二一号外一〇件) ○ガット包括合意案の撤回、食糧自給率の向上及 び食糧管理制度
政府は、米穀の生産、流通、消費をめぐる諸情勢の変化に伴いまして、現行の食糧管理制度がその機能を十分に発揮することができないとの国民世論、さらには、新たな国際的規律への対応から、さきに農政審議会が取りまとめました「新たな国際環境に対応した農政の展開方向」に即しまして、今後とも米穀の需給及び価格の安定を基本に、生産者の自主性を生かした稲作生産の体質の強化、市場原理の導入や規制緩和を通じた流通の合理化などが
○大河原国務大臣 お話しのように、食糧管理法は、戦時中の昭和十七年に制定され、食糧の不足時代あるいは戦後二十年代の不足時代等々においてそれぞれの役割を果たし、その後も、今お話がございました、特に際立った機能としての四十七年等の石油ショック等における安定供給、それから、結果としてはいろいろな御批判をちょうだいしておりますが、昨年からの異常な凶作に伴う緊急輸入米の問題にしても、食糧管理制度の一つの役割を
特別決議で、ガット合意の国会批准を行わないこと、食糧管理制度の根幹を守り、責任を持って米の安定的生産と供給を図り、ゆとりのある備蓄をすること、食糧の自給率を高め、日本の農業発展を図ることを決議したわけでありまして、この組合員の総意を国会請願署名として十一万四百三十七名分集約して提出しょうといたしました。
私ども全糧連組織は、戦前戦中の食糧営団、食糧配給公団を経まして昭和二十六年に民営に移管され、自来今日まで、食糧管理制度のもとで、我が国の主食であります米の安定供給と安定価格の維持に努めてまいりました。また、昨年産米の未曾有の大凶作に際しましては、政府、生産者団体の協力を得まして、一方、外国産米の取り扱いには相当の苦労をしながら、安定供給の確保に最大限の努力をいたしたところでございます。
しかしながら、近年、米穀の生産・流通・消費をめぐる諸情勢は大きく変化しており、生産者の創意工夫の発揮、消費者ニーズヘの的確な対応、流通の合理化等の要請が高まっているほか、最近の米穀の不正規流通に見られるように、現行の食糧管理制度が実態と乖離し、その機能を十分に発揮することができなくなっている点も指摘されております。
山原健二郎君紹介)(第一六三二号) 同(吉井英勝君紹介)(第一六三三号) ガット合意の国会承認反対に関する請願(岡崎 宏美君紹介)(第一三四三号) 同(岡崎宏美君紹介)(第一四九三号) 食糧自給率の向上、日本農業の発展に関する請 願(岡崎宏美君紹介)(第一三四四号) 同(岡崎宏美君紹介)(第一四九四号) ガット農業合意の国会承認反対等に関する請願 外七件(山元勉君紹介)(第一四八九号) 食糧管理制度改革等